斜線制限とは、
都市計画区域内で建築する際に、周辺への
採光・通風を確保するために設けられた建物の高さの限度を定めたルールを指す。
道路や
隣地の境界線から斜めに引いた線で建築可能な範囲を表すため「斜線制限」という。
建築基準法の
用途地域に応じて、境界線からの距離・建物外壁の立ち上がり高さ・斜線の勾配が定められている。建築可能範囲ぎりぎりに建てようとすると、
屋根や壁面の一部が傾斜した形になる。
道路斜線制限、
隣地斜線制限、
北側斜線制限の3種類に分かれ、
道路や
敷地の条件、
周辺環境によって一定の緩和措置がある。