既存住宅性能表示制度とは、品質確保促進法に基づく
住宅性能表示制度の1つで、中古住宅を対象にしたものを指す。
新築を対象にした個別性能(
耐震性、耐火性、耐久性、維持管理、
省エネ性、室内空気環境、
採光、高齢者配慮、防犯性の9分野から選択)と同様の評価に加えて、中古ならではの項目として、現況検査による劣化状況の判定が受けられる。検査や評価は、国土交通大臣が登録した第三者機関が行う。
性能評価を受けることは、適切な維持管理や
リフォームの実施、売買の際の情報共有に役立つ。取引に当ってトラブルが起きた場合、指定住宅紛争処理機関が対応してくれるため、スムーズな問題解決にもつながる。