空気伝播音
(くうきでんぱおん)
空気伝播音とは、空気中を伝わって建物の壁や窓を透過して室内に伝わる音を指す。「空気音」とも言う。
室外の車や鉄道などの騒音、マンションやアパートなどの隣戸から聞こえる話し声や音楽などの生活音がある。騒音レベルは壁や窓の構造、仕上げ方によって異なる。空気伝播音の遮音等級は「D値(室間音圧レベル差)」で表され、「D-15:筒抜け状態」から「D-65:聞こえない」まで11ランクあり、数値が大きいほど遮音性は高い。集合住宅では「D-45:かすかに聞こえる」か「D-50:ほとんど聞こえない」以上が望ましい。
空気伝播音を防ぐには、壁の場合は石膏ボードに遮音制振シートを張る、窓は二重サッシにする、などの対策がある。