克雪住宅とは、雪下ろしの必要がない家を指す。克雪住宅の主なものとして、耐雪型住宅、落雪型住宅、融雪型住宅がある。耐雪型住宅は、住宅の
構造が2~3mの積雪の重さに耐えられるように強化されている住宅である。1カ所に雪がたまることのないよう
屋根の勾配をゆるくするなど雪庇対策が取られている。落雪型住宅は、滑りやすい
屋根材を用いたり、
屋根に急勾配をつけたりすることにより、自然に雪が滑り落ちる住宅である。
屋根は
片流れ屋根か
切妻屋根になっており、高床落雪型住宅ともいう。融雪型住宅は、ガス、灯油、電気などのエネルギーや生活排熱などにより
屋根の雪を融かす住宅で、電熱式、温水式、ヒートパイプ式などがある。