散水式融雪設備
(さんすいしきゆうせつせつび)
散水式融雪設備とは、地下水などを消雪パイプに通して地上へ散水し、周囲の雪を融かす設備を指す。
ランニングコストが電気代だけで済み、配管設備費用が抑えられるなどのメリットがある。その一方、地下水を採取する水脈が深いと設置コストがかさむ場合があるほか、地域によっては地盤沈下の恐れによる規制がある場合がある。
散水式融雪設備の消雪パイプは、直接消雪パイプから地下水を消雪ノズルに送るシングル配管と散水用の太いパイプと送水用の太いパイプを設置し、枝管を通して消雪ノズルへと水を送るダブル配管の2種類がある。