据置式便座とは、和式便器の上にかぶせることで、腰掛式の洋式便器として使用できるようにする
便座を指す。洋式便器にすることで、足が不自由な人や高齢者でも、立ち上がる動作が楽になったり、安定した姿勢で用を足せたりするので介護用品として取り扱われていることも多い。
据置式便座は、工事不要で取り付けられるので便利だが設置のスペースが必要である。特に立ち上がった時に壁やドアに頭がぶつからないか確認することが大切である。
据置式便座を設置するには、現在の
和式トイレが段差の上になく、
廊下とほぼ同じ高さにあることが条件となる。段差の上に設置されたものの場合は、両用式を選ぶ必要があるため注意が必要である。