節水トイレ
(せっすいといれ)
節水トイレとは、一度に使用する水の量を従来型よりも大幅に抑えたトイレを指す。
従来のトイレは1回流すのに約10~13Lの水を必要としていたが、現在は約半分程度まで水の量を減らすことができている。中には、1回の使用量を3.8Lまで抑えた機種もあり、節水化が進んでいる。
当初の洋式便器である単純に水の勢いだけで流す「洗い落とし式」と異なり「サイフォン式」を採用している。便器の上から水を渦状に流して表面を洗浄し、サイホン効果で排水を行う仕組みで、少ない水量で洗浄できる。水道代の節約に加えて、少ない水量で流せるように便器表面の加工がなめらかになっており、汚れが落ちやすく掃除がしやすい。また、節水トイレにリフォームした場合、補助金が支給される自治体もある。一方で、使用する水が少ないために排水溝が詰まりやすい場合がある。