防振ゴム
(ぼうしんごむ)
別称・略称
防振パッド
防振ゴムとは、機械の運転に伴う振動あるいは衝撃が基礎に伝わるのを防止するのに使われる部材を指す。
ゴムの特性として防振とともに緩衝、防音にも効果を発揮できるので、エアコン室外機の防振架台や、冷蔵庫など室内で振動する機械を用いる際に、防振ゴムで共振を防ぎ騒音を低減できる。建築物では、地震や強風などの揺れ対策に用いられる。また電車や地下鉄に近い建物の基礎部分などで、固体伝播音を抑え室内の騒音問題を解消する手段としても用いられる。ゴムは加工しやすいため、ブロックやシート状に作られたもの、内部にバネを仕込み振動吸収性を高めたもの、ボルトを埋め込み他の機械や設備に設置しやすくしたものなど、目的、用途に応じて様々な形状がある。