眠り目地とは、
タイルや石材などを貼る際に、同じ部材を密着させて継ぎ目(
目地)の隙間をなくした仕上げ方を指す。
目地があることで製品の
寸法の誤差や
施工の誤差を調整できるが、眠り目地には誤差を受け止める逃げがないため、高い
寸法精度が求められる非常に高度な張り方である。
レンガや
タイルなどが手作業で作られていた時代には微妙なサイズのばらつきが出るのが当然だったため、
目地で位置を調節するのが一般的だった。工場生産で均一な大きさの物が大量生産されるようになってからは、デザイン性を重視して
目地を小さく、あるいはなくすようになった。
タイルや石材以外に、
化粧材も眠り目地にする場合がある。