撥水汚染とは、シリコンコーキングを行なった部分が汚れ、
目地まわりが黒く見えるようになってしまう状態を指す。
この現象は、
外壁に使用されている石材、
タイル、ホーロー、塗装パネルなどに多く見られる。シリコンコーキングは撥水性が非常に高いが、この撥水性分が雨などで広がってしまい、15cm程度の範囲まで影響を及ぼす。これが撥水汚染である。クリーニングで汚れを落とすことは可能であるが、
シリコン系
シーリング材そのものを除去しない限り、撥水汚染は何度でも発生し、回復することがない。近年では、
シリコンによる撥水汚染の防止を考慮した光触媒系塗料も開発されている。