藺草とは、主に
畳表やゴザの材料として用いられる多年草を指す。
水辺や湿地に自生する多年草であり、苗を植えて栽培し、刈り入れを行う農産物である。
畳表やゴザ、寝具などの材料となる藺草の茎は吸湿性が高く、空気中の湿度調整を行う特徴があるため、湿度の高い日本の気候に適しているといえる。藺草を用いた置き
畳は、
和室のない住宅で容易に和風インテリアを演出することができる。また藺草の芳香成分の約20パーセントがフィトンチッドという成分で、樹木から放散され、殺菌作用をもち、リラクゼーション効果が高い香りとされている。
標準和名では「イ」と表記される。沖縄の方言で「ビーグ」とは藺草のことである。