クロカビ
(くろかび)
別称・略称
クラドスポリウム
クロカビとは、室内環境で見られる代表的なカビの一種で、深く根を張る黒いカビを指す。
湿気がこもりやすい浴室や洗面所、結露が起きやすい窓のサッシ付近からよく検出される。室内だけでなく食品や衣類に生えることも多い。
空気中を漂うカビの中ではもっとも多いのがクロカビで、吸い込み続けるとアレルギーや気管支疾患の原因になるおそれがある。対策としては定期的な通気や掃除、水分のたまりやすいところはこまめに拭くといった、多湿を避ける環境づくりなどが挙げられる。また、耐アルコール性や耐熱性があまりないことから、アルコール消毒液やエタノールを布に含ませて拭いたり、水回りであれば熱湯をかけたりといった方法も有効である。