コナダニ
(こなだに)
コナダニとは、主に梅雨から秋にかけて発生する体長0.2~0.8mmの非常に小さなダニを指す。
室温20~30度・湿度60~80パーセントと高温多湿を好み、食品が多い台所や、素材自体が餌となる畳などが、温床になりやすい。小麦粉やパン粉、菓子類、乾物、調味料などの食品や、長年放置された医薬品の粉末や錠剤も食害する。繁殖力が旺盛で、大量発生すると、まるで粉が動いているように見える等、見た目の不快感も報告される。食品に発生したコナダニを気づかずに食べてしまうことで、アレルギーの原因になることがある。またコナダニは人を刺すツメダニの餌となるので、繁殖を防いだり適切な駆除をおこなう必要がある。なお、50度前後で死滅するので発生した食品の容器などは煮沸消毒も有効である。