シロスジカミキリとは、日本に700種類ほど生息するカミキリムシのなかで最も大型の種類のカミキリムシを指す。
クヌギや
コナラ、クリやアカガシなど
ブナ科のほか、ヤナギ科やカバノキ科の木を食べる。成虫は体長50~65mmで灰黒色、白色筋紋がある。幼虫も大きく、終齢期の体長は60~70mmで黄白色、樹幹内部を穿孔・食害する。
繊維状の木屑糞を排出するのがこの幼虫の特徴で、食害箇所は、こぶ状態に膨れあがったり、樹皮があれて縦に裂け目ができたりする。加害による樹幹の損傷や腐朽、変色などにより、木材としての価値は著しく低下する。