ダイコクシロアリ
(だいこくしろあり)
ダイコクシロアリとは、沖縄県、奄美大島以南、東京都小笠原諸島に生息するシロアリを指す。
乾燥に強く水がなくても生息でき、乾燥している材に営巣するのが特徴で、ピアノや木製のステレオ、古くなった家具などを食害する。乾材のなかに小規模なコロニーを作り、砂粒状の糞を孔道の口から出す。5~8月の夕方から夜間に、何回にも分かれて群飛する習性がある。寒さに弱い種であるが、地球温暖化などの影響により生息地の拡大・侵入が懸念されている。燻蒸処理という特別な駆除方法でないと完全な駆除が難しいので、ダイコクシロアリの発生を見つけたら、専門業者への迅速な依頼が必要となる。