猫間障子とは、中に可動する小障子が組み込まれた
障子を指す。
猫が部屋を出入りする際に、
障子を破ってしまうため、自由に出入りできるようにと、可動式の
障子が生まれたとされている。
猫間障子は、設置される位置によってそれぞれ名称が異なり、
引分猫間障子、片引分猫間障子、
摺上猫間障子がある。
障子の中央に出入り口が設置され、左右に可動するものは、
引分猫間障子という。可動部が中央に設置されているが、左右どちらかのみしか可動しないものを
片引猫間障子、
障子の下部が上下に可動するものを
摺上猫間障子と呼ぶ。