玄関
(げんかん)
玄関とは、建物の正面にある主要な出入口を指す。
もともとは仏教に関する言葉で、玄妙な道に進み入る関門とされ、玄関の玄は悟りの境地をさし、関は仏教への入口を意味する。
日本では従来、客人などを迎える間口として使用するため立派に飾り立て、家の人間は内玄関などから別に出入りする風習があった。現代ではそういった風習はほぼなくなり、機能性を持たせ、石やコンクリート、タイルなどで加工した材料が用いられることが多い。玄関の構造は、靴を脱ぐ場所と靴を脱いで上がる段差の部分から構成されているものが多く、表上口とも称されている。また、バリアフリーの観点から引き戸にしたり、段差を少なくしたりする家庭も多くなってきている。