ワモンゴキブリとは、日本の屋内に住むゴキブリの中で最も大きいゴキブリを指す。
体は、30から40mmほどの光沢ある褐色で、前胸背板の黄白色の環状紋が特徴である。オスのいない環境下では単為生殖が可能なので、繁殖力が非常に高い。
熱帯・亜熱帯に分布しており、八重山諸島では屋外での生息も確認されている。関東以西の都市部の
暖房設備のあるビルや地下街などにも生息している。
ワモンゴキブリは、体や排泄物を
媒介して病原微生物を伝播させたり、電気機器に侵入し故障させたりすることがある。また、死骸や糞が原因で、アレルギーを引き起こすこともある。