吸入性アレルゲン
(きゅうにゅうせいあれるげん)
別称・略称
吸入アレルゲン
吸入性アレルゲンとは、呼吸によって体内に入るアレルゲンのことを指す。アレルギーの原因となるアレルゲンは、吸入性、食物性、接触性に分かれており、吸入性アレルゲンには、季節性アレルゲンと通年性アレルゲンがある。
季節性アレルゲンは、花粉症と呼ばれる季節性アレルギー鼻炎の原因となる植物の花粉である。代表的な花粉を生む樹木はスギ、ヒノキ、アカマツ、シラカバなど、草木はイネ科、ブタクサなどがある。
通年性アレルゲンの場合、季節を問わず鼻や目などの症状が現れる。主な種類は、ハウスダスト・ダニなどの家塵、カビ・カンジダなどの真菌類、ペットの毛やフケなどである。対処法としては、アレルゲンを吸い込まないことである。外出時はマスクやメガネを装着し、室内はこまめに清掃・換気をすることが重要である。ペットに関しては飼育環境を清潔に保ち、触れた後の手洗いを徹底することが有効である。