強制乾燥材とは、人工的に高温で強制乾燥させた木材のことを指す。
強制乾燥材は
原木からの製材後、機械で2週間~1ヶ月ほどの短期間乾燥させる。強制乾燥によって木材の水分量を減らし、収縮性がなくなった木材は、表面の
ひび割れが少なくてすむ。現在の
施工では、扱いやすさから強制乾燥材を使用するのが主流である。反面、強制的に乾燥させられた時点で木材の強度の上昇は止まり、その後は低下していく傾向がある。そのため強制乾燥材を使用した住宅の寿命は、自然乾燥させた木材であるAD材の住宅に比べて短いといえる。