硬質地盤とは、岩盤や固くしまった砂、密実な砂礫などが層をなす強い
地盤を指す。
もともとの台地、傾斜地の場合は地山を削った切土などは硬質地盤であることが多い。沈下や傾きが起きにくく、
地震の揺れにも強いため、住宅を建てる土地としては良好な
地盤とされる。建物自体の重量にもよるが、硬質地盤では、
地盤改良や杭基礎を用いず、直接基礎で対応できる。
ただ、
軟弱地盤の一つである
盛土や埋め戻し土が混在している場合は
不同沈下が起きるおそれもある。住宅を建てる際には、
敷地全体の
地盤調査を行い、地耐力や支持層の深さを確認する必要がある。