省エネ性能
(しょうえねせいのう)
別称・略称
省エネルギー性能
省エネ性能とは、法律で定められた「省エネルギー基準」に対して、どの程度の水準にあるかを示す指標を指す。
住宅については、1979年制定の「省エネルギー法」で初めて規定された。何度か改正されながら規制が強化され、2021年現在の最新基準は、2016年に制定された「建築物省エネ法」の「平成28年基準」に基づく。評価項目は「一次エネルギー消費量」(住宅設備、家電などで使うガスや電気の消費量を熱量換算した合計値)、躯体の断熱性能を表す「外皮平均熱貫流率/UA値」と「冷房期の平均日射熱取得率/ηAC値」の3つある。気候の違う地域ごとに基準値が定められている。
品確法に基づく「住宅性能表示制度」にも「省エネルギー対策等級」という指標があり、5段階評価で、4等級が平成28年省基準、5等級は低炭素建築物認定基準に相当する。