砂質地盤とは、砂質土が主な成分になっている
地盤を指す。
砂質度とは、
地盤工学上の土壌分類では、粒径が0.075~2.0mmの砂分の割合が多い土壌を言う。粘土やシルトなどの細粒分(粒径0.075mm未満)、礫分(粒径2~75mm)の混ざり方によって、さらに細かく分類される。
建築物の
地盤としては、水の量や締まり方が良しあしに関係する。水が少なく硬く締まった砂質度は、強度が高く良質な
地盤とされる。扇状地や自然堤防などの
地形に多い。
埋立地のような水で満たされた緩い砂質度は、
地震で液状化して
地盤沈下するおそれがある。液状化の恐れがある地域かどうかは自治体が発行している「液状化マップ」で推定できる。