食物性アレルゲン
(しょくもつせいあれるげん)
食物性アレルゲンとは、アレルギー反応を引き起こす原因になる食品のことを指す。
原因は分子量の大きなたんぱく質であることが多い。通常は消化酵素によりアミノ酸まで分解され吸収される。しかし十分に分解できない場合、未消化タンパク質が血管の中に侵入し、食物アレルギーを起こす。消化吸収能力が高まると、症状が落ち着く場合もあるが、一度起こしたアレルギーを体は覚えているため、再びアレルギー反応が出る場合もある。アレルゲンは人それぞれ異なり、年齢によっても変化する。加工食品や添加物は重い症状を引き起こしやすく、容器包装の食品への表示が義務となっている。さらに症例数が多いものも、表示対象となる。表示対象に定められた7品目は、卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生で、特定原材料とされている。