石灰とは、生石灰(酸化カルシウム)および消石灰(水酸化カルシウム)を指す。また炭酸カルシウムやカルシウムを含めた総称でもある。
生石灰は主成分が炭酸カルシウムの石灰石を950度以上の高温で焼くことで作られるもので、消石灰は生石灰に水道水などの水を加えて水和させた上で加工したものである。石灰の用途は多く、例えば、柔らかい土に生石灰を混ぜて固めることで、重量のある建物や
道路などを支えられる強固な土になるため、
宅地造成や
道路工事、建物の
基礎工事に使用される。また日本家屋の壁に使用される
漆喰の材料は石灰で、かびや菌の発生を抑制するほか、
結露防止などの効果がある。