耐火ブロック
(たいかぶろっく)
別称・略称
耐火スポンジ
耐火ブロックとは、建築物の防火性能を高める熱膨張性耐火材の1つで、ウレタンフォーム製のブロックタイプを指す。「耐火スポンジ」とも言う。
鉄筋コンクリート造などの建物に電気通信ケーブルや配管を通すためには、防火区画をなす壁や床を貫通する孔を開ける必要があるが、火事が起こったとき、孔のすき間から炎や煙がもれて隣の区画に延焼するおそれがある。これを防ぐために、ケーブルや管の周りに充填するのが熱膨張性耐火材である。「貫通部防火措置材」とも言い、火事で高温になると膨張してすき間が閉じて炎や煙が遮断される。ハロゲン化合物を含有しないため有毒ガスは発生しにくい。耐火スポンジには、ブロック形の他にシート形、ゴムテープ形、パテ形などがある。