大気汚染
(たいきおせん)
大気汚染とは、自動車の排気ガスや工場、焼却炉などから排出された煙などに含まれる人体に有害な汚染物質が空気中に増加すること指す。
大気汚染には火山の噴火や黄砂など、自然に由来するものもある。汚染物質には、窒素酸化物、硫黄酸化物、揮発性有機化合物、ダイオキシンなどがあり、これらは酸性雨や光化学スモッグ、呼吸器系疾患の原因となる恐れもある。
なお、建築においては大気汚染防止法に石綿(アスベスト)を使用した建築物の解体、改造、補修を行う際の措置が定められている。規制の対象となるのは、吹き付け石綿や石綿を含む断熱材、また石綿が質量の0.1%を超えて含まれる保温材や耐火被覆材など、作業時に石綿を飛散させるおそれのある建材を使用した建物である。石綿に関する規制は順次拡大しており、作業時に適切な措置を行わなかった場合、罰則が科される。