地鎮祭とは、土地の神への祭礼の一つで、住宅を建築する前に行う儀式を指す。
その土地の神を祭り、土地を使用する許しを得るために行う。土木工事や建築工事に先立ち行われ、工事の安全や建物の平安を祈願する。
工事が始まる前の十二直を元に選定した建築吉日(建、満、平、定、成、開)に神主を招いて、
施主や工事関係者が参列して行われる。
敷地内の四方に青竹を立ててしめ縄で囲み、中央に祭壇を設け、酒や米などを供える。ほとんどの場合、建築会社が地鎮祭を主催する。
一般的に地鎮祭は神道に基づくが、仏教式やキリスト教式などもある。また、近年では神主を招かない簡易的な地鎮祭で済ます場合や、地鎮祭を行わない場合もある。