墜落防止手すり
(ついらくぼうしてすり)
墜落防止手すりとは、住宅のバルコニーや窓、共用廊下や階段から幼児が転落するのを防ぐために取り付けられる手すりを指す。
一般にマンションなどの集合住宅ではバルコニーや共用廊下に腰壁が設けられているが、手すりの天端(最上部)が床仕上げ面から1.1m以上になるように設置するのが一つの目安とされる。腰壁の上端が足がかりになりやすい30~65cm程度の高さの場合は、腰壁上端から80cm以上が望ましい。また、手すりの格子のすき間は、幼児の頭部がすり抜けて通れない幅とされる11cm以下とする。
ただし、これらの条件に適合する場合でも転落事故は起きているため、東京都では「子育てに配慮した住宅のガイドライン」で、高さを1.2m以上、格子の幅を9cm以下にすることを推奨している。