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天然乾燥法

(てんねんかんそうほう)
別称・略称
天然乾燥法、自然乾燥法
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天然乾燥法とは、製材後の木材を積み上げて自然に水分を蒸散させる方法を指す。「自然乾燥法」とも言う。 原木を切り出した後に放置して乾燥させる方法は「葉枯らし乾燥」と呼ぶ。天然乾燥法には、の間に桟を入れて積み上げる方式と、材を交互にX型に立てかける「はざ掛け」がある。天然乾燥材のメリットとしては、色・艶・香の良さを保てる、乾燥ムラや損傷が少ない、内部割れしにくい、粘り強さがある、などの点が挙げられる。また、乾燥期間が半年から1年以上かかる半面、特別な設備や燃料費が不要なため、直接的なコストは人工乾燥よりも低い。ただし、天然乾燥法では、大気中で含水率が安定する15%程度の平衡含水率までが限界で、それ以下にするには人工乾燥法が必要になる。
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