不祝儀敷き畳とは、
畳の合わせ目が十字になった敷き方を指す。
畳の敷き方には
祝儀敷き畳と不祝儀敷き畳の2つがある。
畳を平行に並べて全て同じ方向を向くように敷く不祝儀敷き畳は縁起が悪いとされ、葬儀場や寺院仏閣などに採用されている。不祝儀敷き畳は、旅館の大広間などに採用されることもある。大広間では多くの人が同じ向きに座ることから、
畳が全て同じ方向のほうが
畳が傷みにくいからである。
昔は行事により不祝儀敷き畳と
祝儀敷き畳を敷き替えていたが、現在そのような風習はほとんどなくなっている。