葉柄材
(はがらざい)
別称・略称
羽柄材、端柄材、野物材
葉柄材とは、主に木造住宅で構造材を補う部材や下地材を指す。「はがらもの」「山挽き材」とも言う。「羽柄材」「端柄材」と表記されるケースが多い。
製材業界における俗称のため、定義があいまいな面もあり、原木から大断面の主要材をとった後の半端材から作られた比較的材寸の小さい材料と言った意味合いである。柱・梁・桁などの主要構造材以外の材としては、間柱・筋交い・垂木・根太・胴縁・窓台・破風などが挙げられる。これ以外では、葉柄材に造作材はまったく含まないという説が多いが、敷居や鴨井などの造作用の板材も含むが長押は除くという説も根強い。
また、柱や梁以外で、天井裏や床下、壁内部に隠れて外部から見えない部分に使うため、仕上げが不要な部材を「野物材」と言い、葉柄材と区別して表現する場合もある。