騒音規制法
(そうおんきせいほう)
騒音規制法とは、騒音について必要な規制を行うとともに、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とした法律を指す。工場及び事業場に発生する騒音や自動車騒音の許容限度、飲食店やカラオケ店の深夜営業騒音についても規定されている。
規制の対象は、特定工場・事業場、特定建設作業、自動車騒音、深夜騒音の4つである。
特定工場・事業場と特定建設作業は、事前に市町村長への届出が必要で、違反があれば市町村長は改善の勧告や命令を行える。自動車騒音は、市町村長が都道府県公安委員会に道路交通法の規定による措置を執るよう要請できる。飲食店営業などによる深夜の騒音、拡声機を使う放送による騒音は、地方自治体が営業時間の制限など、必要な規制を行える。