ダイレクトゲインとは、日中に
窓などから太陽光熱を屋内に取り入れて蓄熱し、夜間や曇天時に放熱して
暖房効果を得るシステムを指す。蓄熱効果の高い
タイル材や
レンガ、
コンクリートなどが蓄熱体として使用される。蓄熱性能は、材料の厚みや熱容量の大きさに加え、太陽光の蓄熱部位への当たり具合でも決まる。一般的には、厚みが十分なRCの躯体へ
タイル貼りして仕上げ、蓄熱性能を高める。壁や床だけでなく、太陽光が入る
窓も重要なポイントとなり、効果的に取り入れるため、昼間に多くの太陽光が差し込む大きな南向きの
窓が必要である。また、
窓から熱が逃げないよう、断熱効果の高い
サッシが必須となる。