PM2.5
(ぴーえむにーてんご)
別称・略称
微小粒子状物質
PM2.5とは、空気中に浮遊する直径2.5μm以下の大気汚染物質を指す。「微小粒子状物質」とも言われる。従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子。PMは英語のParticulate Matterの略。発生源としてはボイラー、焼却炉などのばい煙を発生する施設、コークス炉、鉱物の堆積場等の粉じんを発生する施設、自動車、船舶、航空機等、人為起源のものに加え、土壌、海洋、火山等の自然起源のものもある。粒子が非常に小さく、呼吸によって肺の奥まで入り込みやすいため、ぜんそくなどの呼吸器系疾患や、不整脈などの循環器疾患に罹患しやすくなる恐れがある。環境基準は1年平均値15μg/m3以下、かつ1日平均値35μg/m3以下。