カスタマイズ可賃貸物件とは、借り主が部屋の内装や造作を変更できる賃貸物件を指す。
通常の賃貸物件では、借り主は
柱や壁に釘1本打てず、勝手に部屋に手を入れてしまうと
原状回復の義務が発生する。カスタマイズ可賃貸物件では、
契約時に貸し主と合意した範囲内で、自分の好みのデザインに変更でき、
原状回復も必要ない。
国土交通省では「
DIY型賃貸借」と位置づけ、貸し主と借り主のトラブル防止のために、標準的な
契約書式例とガイドブックを作成して公表している。築年の古くなった賃貸住宅の貸し主が、
リフォーム費用を抑えて
入居者募集をするなど、
空室対策としても有効と言われる。