パイン材とは、マツ科の
針葉樹を加工した材を指す。流通量が多いため、庶民的で親しみやすい木材である。インドネシア、ロシア、カナダ、フランス、アメリカなど、温暖な気候の土地から寒冷な気候の土地まで産地はさまざまである。材質的な特徴としては、素朴な見た目で節が多いことや肌ざわりが良いことが挙げられ、柔らかいため加工がしやすい。また熱や衝撃を吸収できる。白っぽく明るい色から経年変化によってアメ色へと変わるのも特徴の一つである。吸湿性にも富んでいるため変形しやすく、
家具に利用される際には
集成材や積層合板にして強度を高めたものも多く使用されている。