バルサ材とは、アオイ目パンヤ科の
広葉樹であるバルサの
原木を加工した材を指す。
バルサは成長が早いことで知られており、その樹高は30mに達することもある。原産地は南米の熱帯地域やメキシコ南部で主な産地はエクアドルやボリビアなどである。
木材の中でも特に軽く柔らかいこと、重量に対して強度が大きいことが特徴である。カッターなどで加工することが容易であり、様々な模型工作や映画のセットなどで利用されることが多い。浮力にも優れ、救命具・ルアー・浮き・遮音材・コルクの代用など、幅広く活用されている。ちなみにバルサとはスペイン語で「いかだ」の意である。