レンガ
(れんが)
別称・略称
煉瓦
レンガとは、粘土類を片手で持てる重さの直方体に成形した建築材料の総称を指す。
古くは黄褐色の石灰質粘土を太陽光で自然乾燥した「日干しレンガ」(「アドベ」とも言う)から始まり、古代ローマ時代の頃から乾燥後に焼き固めたレンガが量産されるようになった。
普通粘土類で焼成される普通レンガと、千数百度以上の耐火性を持つ耐火レンガ、普通レンガの強度を高めた建築用レンガ、穴あきレンガなどの種類がある。また、直方体以外に、開口部のアーチ部分に用いられる迫持ち(せりもち)型、橋梁や煙突などに使われる楔型や扇型など、特殊形状の異形レンガもある。
日本では、耐震性の問題から構造を支える壁への使用は禁止されており、鉄筋や鉄骨構造の被覆材、または化粧材として使われる。