二方柾とは、樹心近くにて年輪の模様とほぼ平行になるように切り出す角材を指す。対となる2つの木面が
柾目で、残りの対となる2つの木面が
板目となっていることが特徴とされている。また、4つの木面が全て
柾目になっている場合は
四方柾という。なお、
柾目とは木板における木目模様が並行に現れている面のことを指している。その粗密さに応じて、
糸柾目、並柾目、荒柾目などと種別することができ、木目が糸のように細かい
糸柾目が、木目の中で最も細いとされている。建築時においては
構造材ではなく住宅建築の仕上げに使用されることが多い。