コンクリートスラブとは、
建築物において上下階を隔てる
鉄筋コンクリート製の床版を指す。「床
スラブ」ともいう。
スラブの厚みは、
建築基準法では「8cm以上、かつ短辺方向の有効張り間の長さが40分の1以上」と定められている。短辺方向の有効張り間の長さは、
梁と
梁の間隔、つまり間口を意味するので、間口が3間(5.4m)の
マンションなら13.5cm以上となる。1980年代くらいまでの
マンションでは
スラブ厚が12~15cmくらいが多かった。その後、厚みが増し、1990年代に18cm、2000年以降は20cm以上が一般的になっている。
スラブが厚いほうが、ドスンドスンという重量衝撃音の遮音性が高くなる。