ウォールナットとは、日本ではブラックウォールナットと呼ばれる北米産のクルミ科の
広葉樹を指す。適度な堅さがあって加工しやすく、表面にウォールナット特有の艶のある濃い褐色が出るため、
家具材や化粧単板として重宝される。また、衝撃に強く乾燥処理後はほぼ狂いが生じないため、
床材としても使用される。
マホガニー、
チークと並んで世界三大銘木と称されている。
辺材は白に近く、心材は製材時は薄褐色だが数時間で紫がかった暗褐色に変わっていく。これは、辺材と心材の境にあるフェノール酸化酵素が空気に触れることによっておこる現象である。