塗料とは、防腐、さび止め、つや出し、着色などを目的に、ものの表面に塗る素材を指す。ペンキやエナメルなども塗料の一種である。
塗料の構成成分は、乾燥後に塗膜として残る成分の
合成樹脂や
顔料、添加剤と、揮発して残らない溶剤から成っている。溶剤には有機溶剤が多く用いられてきたが、環境や作業者の安全面を考慮して、最近では水を使用する
水性塗料や無溶剤系塗料、粉末塗料などが増えている。環境面を考慮すると水性系の使用が望ましいが、溶剤系塗料にも、塗料の密着性が高い点や艶や仕上がりの滑らかさ、耐候性の高さと言ったメリットが挙げられる。