「る」から始まる用語一覧
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ルースシェード(るーすしぇーど)
ルースシェードとは、裾部分に丸みを持たせたシェードを指す。
1枚の布をたたみ上げて上下に開閉するローマンシェードのスタイルのひとつであり、昇降コードやチェーンを操作して開閉する。上げるときは、裾部分に複数の弧を描くような形でヒダ状に布が折りたたまれる。
プレーンシェードのシンプルさと、バルーンシェードのボリューム感を合わせ持つデザインとなっている。
ルーバー(るーばー)
ルーバーとは、細長い羽板を水平に並べた開口部を指す。
採光・通風・排煙・目隠しなどの役割を持つ。羽板が固定されているタイプと、角度を変えられるタイプがあり、羽板の角度によって日差しの入り方や換気量を調整できる。羽板を垂直に並べた縦型もある。「鎧窓」「ガラリ」とも言う。広義には、通常の窓の外側に付ける雨戸やシャッター類を意味する「ガラリ戸(鎧戸)」も含む。羽板の素材には木製、ガラス製、金属製がある。庇、和室の欄間、空調機器の吸排気口などにも用いられる。
ルーバー窓(るーばーまど)
ルーバー窓とは、細長い羽根板を、縦もしくは横に設けた窓を指す。
外からの視線や光を遮りながら、換気ができる。板にはガラスやアクリル、アルミなどの素材が使用される。並べられた板の角度を調節することで、窓の開閉を行う仕組みになっている。小さなサイズでも換気性能にすぐれているため、主に浴室やトイレ、キッチンなどで使われる。
ルーフドレイン(るーふどれいん)
ルーフドレインとは、マンションやビル、戸建て住宅のベランダや屋上などから雨水を排水するために設置される排水口、もしくは排水口に取り付けられる金物を指す。
屋根などに降った雨水を集め、落ち葉やゴミが排水口に入ることを防いで雨水だけをスムーズに流す役割がある。また、排水口と排水管の接合部からの雨水の漏水を防ぐため防水効果も高くなる。ルーフドレインには、縦型、横型などがあり、使用目的や設置場所によって使い分けられる。
ルーフドレン(るーふどれん)
ルーフドレンとは、ビルやマンション、一般住宅の屋上やバルコニーなどに設けられる、雨水等を流すための排水口、またはそこに用いる金物のことを指す。バルコニーなどの防水層(材)で受けた雨水を集水し、排水管へと流すとともに、落ち葉やごみなどが排水管に入らないようにする働きと、排水口から雨樋へのつなぎ目から水が漏れないよう防水性能を高める働きがある。材質としては鋳鉄やステンレス製のものがほとんどであるが、屋外で風雨にさらされる部材であるので、経年劣化は避けられない。腐食等により接合部が外れたり穴が開いたりすることがないように定期的な点検、修理が必要である。
ルーフバルコニー(るーふばるこにー)
ルーフバルコニーとは、下の階の住戸の屋根であるルーフ部分を利用したバルコニーを指す。マンションや一戸建て住宅で作られる。
ルーフバルコニーには屋根が無く、バルコニーの周りは柵やフェンスなどで囲われている。また、一般的なバルコニーよりも広く、開放的なスペースとなっていることが多い。マンションの場合、住人が専用使用できるが、共有部分にあたり、月額払いのルーフバルコニー使用料が有ることが多い。
ルームサービス(るーむさーびす)
ルームサービスとは、ホテルで行われている接客サービスを指す。
食事や飲料などを、備え付けの電話で注文でき、部屋でプライベートをゆっくりと楽しみたい場合や、特別な記念日の演出などに利用される。近年では、マンションなどの高級賃貸物件でもルームサービスを受けられるところがある。ホテルサービスのように、モーニングやディナーの他に、ハウスキーピングやランドリーサービスなども利用可能で、快適な生活を送るために選択する人も増えている。24時間サービスが受けられるところが多い。サービス料金は物件によって異なる。
ルームシェア(るーむしぇあ)
ルームシェアとは、一つの物件を家族以外の複数人で契約し共有して住むことを指す。
基本的には、賃貸物件の個室を居住者のプライベート空間として、リビングやキッチンを共有空間として利用することが多い。入居者全員が個々の名義で賃貸契約を結ぶのが一般的である。個々に連帯保証人が必要な場合もある。
ルームシェア可(るーむしぇあか)
ルームシェア可とは、家族ではない複数人で入居できる賃貸物件を指す。
近しいものに「2人入居可」と入居募集されている賃貸物件があるが、その場合1人用の住宅を夫婦や姉妹といった家族での入居を前提としている点が「ルームシェア可」と異なる。ルームシェアの賃貸借契約では、入居者のひとりが代表して契約する形態と、全員で連名して契約する形態がある。
ルーメン(るーめん)
ルーメンとは、国際単位系における光束の単位を指す。lmと表記する。光源からすべての方向に放射される光の明るさの量を表す単位で、数値が大きいければ大きいほど明るい。現在LED製品の明るさの指標として使われている。白熱電球の明るさを示すために使われているワット数は、実際には明るさではなく消費電力を表す単位であり、LED電球など少ない消費電力で強い明るさを実現できる照明器具の性能を表示するには適していないためである。
ルイ15世様式(るいじゅうごせいようしき)
ルイ15世様式とは、18世紀初期から中期にかけてのルイ15世の時代におけるフランスの装飾様式を指す。
ルイ14世の時代に流行した荘厳で厳格なバロック様式に代わるもので、ルイ15世様式には貴族や富裕層の嗜好が反映されている。
淡い色合い、曲線的で軽やかな装飾、繊細で耽美な、女性的なデザインが特徴である。デザインのモチーフとしては、貝殻模様や小石、アカンサスの葉など自然から着想を得たものが多く見られる。
ルイ15世様式の家具には、使い心地や実用性も重視されるようになり、タンス、椅子、ベッドなど、新しいデザインの家具が登場した。
ルイ15世様式は、ドイツ、オーストリア、スペイン、ロシアなど周辺の国々へも影響を及ぼした。家具や建築、絵画だけでなく、音楽や服飾にも影響が見られ、各地域の特色を取り入れながら多様に発展していった。
ルイ16世様式(るいじゅうろくせいようしき)
ルイ16世様式とは、18世紀後期ごろのルイ16世の時代におけるフランスの装飾様式を指す。
ルイ16世様式は、建築物の内装や家具などの装飾に取り入れられることが多く、ルイ15世様式の曲線を多用する繊細さから一転、直線的かつ左右対称なデザインへと変化した。
ルイ16世様式の時代、ポンペイの古代遺跡が発見されたことを背景に、古代美術が見直された。このギリシアの古典様式を踏襲したスタイルは、19世紀まで続く新古典主義の先駆けとなっている。
建築や家具の特徴は、左右対称の幾何学的形状が取り入れられていることである。装飾はシンプルで、植物や自然のモチーフが施される。家具の表面には、前の時代まで主流だった彫刻よりも寄木細工などで装飾がされ、脚は、溝彫りされた先細りの直線脚である。
ルイフィリップ様式(るいふぃりっぷようしき)
ルイフィリップ様式とは、ルイ・フィリップ治世の王政復古時代に流行した装飾様式を指す。
ルイ・フィリップとは、1830年から1848年にかけてのオルレアン朝のフランス国王である。ルイフィリップ様式はイギリスの初期ヴィクトリアン様式と同時代であり、多くの共通性をもつ。
当時のフランスでは産業革命が起こり、家具の製造にも機械化が進んだことで、細かな装飾を施すことが少なくなった。このことから、シンプルで扱いやすく、快適性や実用性が特徴であり、そのスタイルは中流階級の人々に広く流行した。
装飾を控えつつも、ロココ様式などの古典的な様式を意識した、脚が外側に広がる新しい曲線デザインが生まれたり、大理石の天板を用いるなど重厚感と品のある曲線を用いたデザインも見られる。
ルクス(るくす)
ルクスとは、光に照らされている面の明るさを示す単位を指す。国際単位系(SI)でSI組立単位と呼ばれる単位の一つ。1m2の面積に、1ルーメンの光束が一様に分布しているときの表面の照度をいう。ルクス数が高いほど照らされた面が明るいことを表す。ルーメンが照明器具自体の明るさを示すものであるのに対して、ルクスは照らされた面の明るさを示す。
留守宅(るすたく)
留守宅とは、主人をはじめとする家人が不在となっている家を指す。転勤や旅行、入院などで長期間家を空ける際には、留守宅を守る手段を検討する必要がある。留守宅を適切に管理しないと、空き巣や不審者の侵入の心配だけではなく、建物の劣化の懸念も生じる。締め切って換気をしないままだと室内の湿度や気温が上昇して、壁紙やフローリング、家具などの傷みが進行し、室内環境が悪化すると害虫やカビが繁殖する原因ともなる。留守宅の管理は短期間なら親族や近所の人、友人に依頼することも考えられるが、長期間にわたる場合には空き家管理会社に管理してもらうことも検討する必要がある。
ルネサンス様式(るねさんすようしき)
ルネサンス様式とは、14世紀にイタリアのフィレンツェを中心にヨーロッパに広がった建築及び家具、装飾様式を指す。
ルネサンスとは、古代ギリシャやローマの文化を復興しようとした当時の文化・芸術運動で、美術をはじめ、文学、演劇、音楽、建築と多岐にわたった。
古典文化の再現を目指しながらも、単なる模倣に留まらず、後世に大きな影響を与える新しい表現方法や技術が生み出され、ルネサンス様式はバロック様式が始まる17世紀初頭まで続いた。
ルネサンス様式の建築物は、垂直を強調したゴシック様式とは異なり、平面的な水平線や半円を強調しているのが特徴である。設計に簡単な整数比を用いるなど、幾何学的な秩序を持つ美を追求し、シンメトリーで調和の取れた建物が作られた。
ルネサンス様式の代表的な建築物に、フィレンツェのサンタ・マリア大聖堂、メディチ・リッカルディ宮殿、ローマのパラッツォ・ファルネーゼなどがある。
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