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「し」から始まる用語一覧

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  • CATV(しーえーてぃーびー)
    CATVとは、同軸ケーブルや光ファイバーなどを用いて放送信号の伝送を行うテレビ放送を指す。 元々は、難視聴地域や共同住宅などで共有アンテナから各戸にケーブルを繋いで、受信した地上波テレビの信号を伝送する共同受信設備のことを意味していたが、近年では、局舎から各加入者宅へケーブルを伝ってテレビ放送を提供する専門の事業者及び放送サービスのことをCATVと呼ぶのが一般的である。 地上波デジタル放送のほか、専用のデジタルチューナーがあれば、パラボラアンテナなどを設置しなくてもBSデジタル放送やCSデジタル放送を受信できる。インターネットやプロバイダ、固定電話サービスが付帯しているものもある。 マンションなどの集合住宅では、CATV対応と称して、あらかじめケーブルが各戸にひかれている物件も見受けられる。なお、CATV対応の物件でも、希望する場合はCATVへの契約が別途必要である。
  • CS放送(しーえすほうそう)
    CS放送とは、通信衛星を利用したデジタル衛星放送サービスを指す。 CSとは、Communication Satelliteの略である。CS放送はもともと特定の受信者(主に企業や事業者)の利用を想定していたが、1989年の放送法の改正により一般の家庭でも視聴することが可能になった。もともと事業者を対象としていたため、放送衛星に比べて電波の出力が小さく、以前はBS放送より大きなアンテナを必要としていたが、現在は小型化され、BSとCS両方に対応したアンテナも開発されている。 CS放送は、専用のチューナーとアンテナを設置することにより受信・視聴できる。近年、マンションなどでは共用アンテナが設置されているところもあり、その場合はアンテナを設置する必要はない。ただし、CS放送は有料放送のため、どちらの場合でも別途受信契約を結ぶ必要がある。
  • CLT(しーえるてぃー)
    CLTとは、「Cross Laminated Timber」の略称であり、ひき板を並べ繊維方向が直行するように積層接着した厚みのある板を指す。直行集成板とも呼ばれる。 1990年代にドイツで開発されて以降、欧米を中心に建築の構造材として広く普及している。日本でも木材の活用法として注目されており、ハウステンボスは国内で初めてCLT工法をホテル用途に採用している。強度が高く、断熱性、遮音性、耐震性に優れているため、戸建て住宅以外にもマンションなどの中層建築物などに幅広く利用される。
  • シージング石膏ボード(しーじんぐせっこうぼーど)
    シージング石膏ボードとは、両面の紙と芯の石膏に防水加工が施された石膏ボードを指す。 シージング石膏ボードは、石膏ボードの遮音性、防火性などの特徴は維持したまま、防水材である特殊高性能撥水剤などで防水加工されているため、水回りなど、防水性能を重視する場所で多く用いられる。外壁下見板、屋根下地、洗面所、キッチンなどの下地材として使用するのに適している。
  • シーズヒーターコンロ(しーずひーたーこんろ)
    シーズヒーターコンロとは、電熱線を利用した電気式コンロを指す。蚊取り線香のように渦巻き状になったニクロム線が発熱し、高温になることで加熱する。金属パイプのヒーター部分に直接調理器具を置くことで加熱できる。電熱線が絶縁物質で包みこまれており、金属製のパイプに入れられている。そのため吹きこぼれても故障の心配がなく、掃除もしやすい。
  • C値(しーち)
    C値とは、住宅の気密性を示す数値を指す。C値は隙間面積を延床面積で割って算出され、建物全体での気密性を評価する指標として利用される。 隙間面積は、専用の気密測定試験機を用いて、実際に建てられた建物で測定する。C値が小さい方が気密性に優れていることを表しており、C値の小さい住宅は、断熱の性能が向上し熱損失を抑えられるため、温度差による結露やそれに伴うカビの発生が抑えられる。また24時間計画換気と組み合わせることで換気性能が高まり、花粉や微粒子などの侵入を防ぐことができる。
  • シート防水工事(しーとぼうすいこうじ)
    シート防水工事とは、合成ゴムや塩化ビニル樹脂などのシートで防水層を形成する工法を指す。 「合成高分子ルーフィング防水」とも言う。マンションやオフィスビルの屋上などに用いる。バルコニーなどの歩行できる屋上面に施工する場合は、ルーフィングを二重にしたり、防水層の上に押さえコンクリートを打設する。施工方式には、合成ゴムや合成樹脂の接着剤で下地に張りつける密着工法と、専用の装置で施工する機械固定方がある。 工場生産のシートを使うため施工しやすく工期が短い半面、凹凸がある場所や複雑な形状の箇所には向いていない。
  • CP-C錠認定制度(しーぴーしーじょうにんていせいど)
    CP-C錠認定制度とは、工具などを用いたピッキングに対する、シリンダー錠の耐久性能を表した公的認定制度を指す。CP-CはCrime Prevention Cylinder(防犯シリンダー)の略。例えばディンプルキーのような耐ピッキング性能で一定基準を満たす玄関錠のことで、一度認定を受けると3年間有効。警察庁の外郭団体である財団法人全国防犯協会連合会全国防犯協会連合会が実施。赤系のCPマークが同封されており、このマークを製品の見やすい位置に貼付しなければならない。認定を受けた商品に対して、メーカーには全国防犯協会連合会が定めた条件の遵守義務がある。違反すると認定の有効期限であっても認定が取り消される。不正な解錠に時間を要するため、空き巣等への防犯性能が高いとされる。
  • CP錠認定制度(しーぴーじょうにんていせいど)
    CP錠認定制度とは、正しくは「優良住宅用開きとびら錠等の型式認定に関する規程」に基づく型式認定制度のことを指す。昭和55年に警察庁が認定し、同年、財団法人全国防犯協会連合会に移管された。高い防犯性能を持つ錠前に対して型式認定する。型式認定された錠前には同連合会が交付する青色系の「CPマーク」を貼付することが認められ、錠前(正しくは住宅用開きとびら錠)は通称「CP認定錠」と呼ばれている。CPはCrime Preventionの略で、防犯という意味である。認定の有効期限は3年間で、対象は彫り込み錠、面付け錠で、錠前セット単位での認定となり、評価点は基本性能、耐破壊性能、耐ピッキング性能などである。
  • CPマーク(しーぴーまーく)
    CPマークとは、防犯性能が高いと認められた建物部品に貼り付け・表示される共通標章を指す。 玄関ドアや窓の鍵、ガラス、シャッター、サッシなどが対象である。CPマークのCPとは英語で「Crime Prevention」の頭文字で、防犯を意味する。警察庁と国土交通省、経済産業省、日本ロック工業会、日本サッシ協会など、建物部品関係の民間業界団体で構成する官民合同会議が試験、認定している。
  • シーラー(しーらー)
    シーラーとは、塗装をする際、下地処理に使用される下塗り用の塗料の一種を指す。塗装面に最初に塗る塗料として使用されている。塗装面と上塗材の密着度合いを高めたり、塗料の吸い込みを抑えたりする。塗装面の下地を補強する機能もある。水性と油性の2種類に大別できる。ヤニ止めシーラー、防カビや防藻ができるカチオンシーラー、コンクリート強化シーラーなど、用途に応じた機能性の違うシーラーが揃っている。
  • シーリング(しーりんぐ)
    シーリングとは、建築物の気密性や防水性を高めるために継ぎ目やひび割れといった隙間を、合成樹脂や合成ゴム製の弾力性のある充填剤で充填することを指す。気密性・水密性を高める他、断熱効果や防音効果を高める効果がある。外壁や浴槽のタイルの隙間を埋めるために使われたり、窓のサッシ周辺やシンク周りなどに使われたりする。シーリング材の機密性および防水性は施工より3年から5年ほど経過すると低下し始める。環境によって経年劣化の進行度合いは異なるが、耐用年数は長くても約10年で、シーリング材が劣化すると水漏れや建材の腐食を引き起こし、建物の損傷につながるため、補修工事を定期的に行うことが必要である。
  • シーリング材(しーりんぐざい)
    シーリング材とは、建物などの構造物の防水性や気密性を高めることを目的として、目地や継ぎ目や隙間に充填する材料のことを指す。 屋根や外壁のひび割れなどの補修や雨漏りの応急処置などにも用いられる。 シーリング材はシリコン系と変性シリコン系、ウレタン系やアクリル系など様々な種類があり、用途に合わせて選ぶ。 同じように隙間を埋める材料としてコーキング材があるが、呼び方が異なるだけで、シーリング材との大きな違いはない。
  • シーリングファン(しーりんぐふぁん)
    シーリングファンとは、室内の空気を循環させるために、天井に取り付けられる扇風機を指す。 暖かい空気は天井側に上昇し、冷たい空気は床側に降下するため、空間の上下で寒暖差が生じるが、シーリングファンで空気を循環させることで、室内の温度を一定に保つことができる。これにより冷暖房のむらを防げたり、部屋干しも乾きやすくなる。 ファンの枚数、回転方向や速度、照明器具とセットになっているか、など設置場所に適したシーリングファンを設置できる。回転方向が選択できる場合、夏は下向きに送風し暑さを和らげ、冬は上向きに送風し床側から天井側へ冷気を押し上げるという使い分けもできる。 天井が高い部屋や居室、吹き抜けなどに設置され、インテリアとしても用いられる。
  • シーリングライト(しーりんぐらいと)
    シーリングライトとは、天井に直に取り付ける照明器具を指す。 シーリングライトは部屋全体を明るく照らす主照明として住宅などで一般的に用いられる。天井に直接つくため、見た目もすっきりし、部屋も広く見せることができる。 シーリングライトの中には、シーンに合わせて光の色や照らし方を調節できる機能がついているものもある。
  • シールドビーム(しーるどびーむ)
    シールドビームとは、主に自動車や鉄道車両などのヘッドライトなどに使用されるレンズおよびリフレクター(反射板)を組み込んだ白熱電球を指す。 丸い形をした大型のレンズそのものが電球となっているため、その構造から長寿命で高輝度になる。一方、故障や球切れしてしまった場合は、レンズごと交換しなければならないため、レンズやリフレクターの破損でも全交換となり、場合によっては修繕代が高くついてしまうこともある。
  • 仕上げ材(しあげざい)
    仕上げ材とは、建物の内外装に使用される、直接目に触れる部分の表面材料を指す。その種類は数多くあるが、使用する場所や用途ごとに適した資材が異なる。内装用の仕上げ材には、壁紙、漆喰や珪藻土などの塗り材、板、タイルなどの壁材と、フローリング、カーペット、タイルなどの床材がある。外装用では、屋根材と外壁材が代表的である。屋根の仕上げ材には瓦、スレート、金属板などがあり、外壁仕上げ材にはモルタルやサイディング、タイル、ALC、木材、石材などがある。
  • シアタールーム(しあたーるーむ)
    シアタールームとは、大型スクリーンなどでテレビや映画を鑑賞できる、住宅内やマンションの共用施設に設置された部屋を指す。 一般的には防音仕様になっており、近隣への騒音を気にせず楽しめるため、映画館にいるような迫力のある映像を大音量で鑑賞できる。個人の住宅内に設置するには相応の予算が必要となるが、マンションの共用施設として設置すれば予算を分担できるため、高機能な音響やスクリーン、プロジェクターなどを広い部屋で利用できる。また、シアタールームは防音環境が整っているため、映画やホームビデオの鑑賞だけではなくカラオケや楽器などの演奏も楽しめるケースが多い。
  • シェーカー様式(しぇーかーようしき)
    シェーカー様式とは、18世紀末から19世紀初頭、アメリカのニューイングランド地方のシェーカー教徒により確立された家具および建築様式を指す。 シェーカー様式は、厳格な教義を持ち、田園地域で自給自足による共同社会を形成していたシェーカー教徒の簡素な暮らしぶりが反映された。 装飾性が排除された単純かつシンプルな構造で直線が多く使われ、実用性を重視しており、機能性の高さが特徴とされる。 シェーカー様式の家具の中で代表的なものがシェーカーチェアである。シェーカーチェアは、前脚と後脚の傾きが同じ構造で、チェアの背面上部にでっぱりがついていることが特徴である。
  • シェーズロング(しぇーずろんぐ)
    シェーズロングとは、背もたれに対して座面部分が長く、脚を伸ばして座ることができる寝椅子やソファを指す。 フランスの建築家ル・コルビュジエが1929年に発表した「LC4」が代表的で、近い形状の寝椅子をシェーズロングと呼ぶ。座面の面積が広く横たわることができるため、休息用に適しており、簡易的なベッドとしての役割も果たす。シェーズロングソファは、カウチソファと組み合わせてL字型に配置することが多く、総称してカウチソファ、もしくはコーナーソファとも呼ばれることがある。
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