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調査の背景

住みたい街ランキングの調査は数多く行われていますが、実際に住んでいる人々がその街に対してどのように感じているのかについては、大規模な調査はほとんど行われていません。人々が住まいを選ぶ時に、実際に住んでいる人たちの評価を聞きたいというニーズが強いと考えられます。そうした情報を提供することが人々のより幸福な住生活に繋がると考えたことが本調査の背景です。

調査の目的

実際に居住している方々の居住満足度を明らかにすることで、住まい選びをより最適なものにすることが本調査の目的です。

調査方法

大東建託株式会社 賃貸未来研究所が、企画・設問設計・集計分析を行いました。調査票は、株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で配信・回収。回答者数は国内在住の845,636名(2020年〜2024年回答者累計、ただし一部2019年回答を含む。なお、2024年のみの回答者数は183,727名)で、各自治体の人口比を基本に割り付けています。

  • 住みここちは、現在居住している駅・行政区について、「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点 満足:75点 どちらでもない:50点 不満:25点 大変不満:0点)」の平均値から作成しています。
  • 住みたい街・行政区は、フリーワード・サジェスト(「横浜」と入力された場合に「横浜市中区・横浜市西区」などの候補を表示して選択してもらう)方式で住みたい駅・行政区を一つだけ入力してもらい(現在の駅、現住所、特になしといったワードも許容)、入力されたワードを正規化し回答を集計しました。※駅・行政区を県→沿線→駅といった形のプルダウンで強制的に選択させる回答方式では、先に表示される県や沿線、駅を選択させるバイアスが強くかかるため、フリーワード・サジェスト方式を採用しています。
  • 街の幸福度ランキングは、現在感じている幸福度合いについて、非常に幸福だと思う場合を10点、非常に不幸だと思う場合を1点とする10段階の回答平均を、100点満点にするために10倍して平均値でランキングを作成しています。
  • 住み続けたい街ランキングは、「ずっと住んでいたい」という設問に対して、そう思う:100点、どちらかと言えばそう思う:75点、どちらでもない:50点、どちらかと言えばそう思わない:25点、そう思わない:0点とした場合の平均値でランキングを作成。「誇りがある」「愛着がある」も同様。
  • コンシャスな街ランキングは、現在居住している街について、14項目の設問(①博物館、美術館等の文化施設充実度 ②飲食店の充実度 ③映画館、劇場等の娯楽施設の充実度 ④バーや居酒屋など飲み屋の充実度 ⑤歩いて生活する良さ、歩行者への優しさ ⑥地元出身でない人のなじみやすさ ⑦地域のイベントやお祭りなど ⑧外国人の多さなどの街の多様性 ⑨新しいことへの住民の柔軟性 ⑩この街には新しい出会いがある ⑪この街には個性的な人が多い ⑫この街には様々なチャンスがある ⑬この街はいつも変化している ⑭この街は抱擁力のある街だ)を、そう思う=100点、どちらかといえばそう思う=75点、どちらでもない=50点、どちらかといえばそうは思わない=25点、そうは思わない=0点、の5段階評価をしてもらい、その平均値を集計して作成しています。

調査期間

2024年調査
2024年2月21日(水)〜3月14日(木)
2023年調査
2023年2月17日(金)〜3月15日(水)
2022年調査
2022年3月8日(火)〜3月29日(火)
2021年調査
2021年3月17日(水)〜3月30日(火)
2020年調査
2020年3月17日(火)〜4月3日(金)
2019年調査
2019年3月26日(火)〜4月8日(月)

調査項目

<総合評価>

  1. 全体としての現在の地域の評価

<生活利便性(5)>

  1. ファミレス、コンビニ等の充実度
  2. スーパー・量販店等の充実度
  3. 美容院、酒屋、薬局、書店等の充実度
  4. 郵便局や銀行(ATM)等の充実度
  5. 病院等の医療機関の充実度

<交通利便性(4)>

  1. 都心へのアクセス
  2. 幹線道路へのアクセス
  3. 高速道路へのアクセス
  4. 勤務先・通学先へのアクセスの良さ

<行政サービス(7)>

  1. 保育園、児童館等の充実度
  2. 図書館等の公共施設の充実度
  3. 小中学校や塾の教育の充実度
  4. 介護施設やデイサービス等の充実度
  5. 子ども医療費無料等の充実度
  6. 歴史、伝統
  7. 公園や緑地・緑道等の充実度

<静かさ治安(6)>

  1. 騒音や騒々しさのなさ
  2. 閑静さ
  3. 治安の良さ
  4. 海や川、山などの自然の充実度
  5. 町並みの綺麗さ
  6. 道路の混雑度合い

<親しみやすさ(5)>

  1. 気取らない親しみやすさ
  2. 地元出身でない人のなじみやすさ
  3. 地域の繋がり
  4. 近所付き合いなどが煩わしくないこと
  5. 地域のイベントやお祭りなど

<賑わい(15)>

  1. おしゃれ・洗練さ
  2. デパート等の大規模商業施設の充実度
  3. 雑貨、花屋、カフェ等の充実度
  4. 高級感・ステータス
  5. 映画館・劇場等の娯楽施設の充実度
  6. 商店街の充実度
  7. 飲食店の充実度
  8. ランドマークや話題のスポットへの近さ
  9. 博物館や美術館などの文化施設の充実度
  10. 賑わい
  11. 有名観光地や景勝地などの充実度
  12. 深夜営業の店の充実度
  13. バーや居酒屋など飲み屋の充実度
  14. スクール・習い事施設の充実度
  15. フィットネスなどスポーツ施設の充実度

<物価家賃(2)>

  1. 家賃や不動産価格の安さ
  2. 物価の安さ

<防災(3)>

  1. 地盤の心配のなさ
  2. 津波の心配のなさ
  3. 密集地火災の心配のなさ

調査実施体制

調査企画・設問設計・集計分析:大東建託賃貸未来研究所 宗健(フェロー) [Webサイトはこちら]調査票配布回収:株式会社マクロミル

解説者プロフィール

宗 健 (そう たけし)

宗 健 (そう たけし)
麗澤大学教授 博士(社会工学・筑波大学) ITストラテジスト
大東建託株式会社 賃貸未来研究所 フェロー
1965年北九州市生まれ。1987年九州工業大学工学部卒業、株式会社リクルート入社。通信事業部、求人系インターネットサービス企画マネジャー、ForRent.Jp編集長、ISIZE住宅、R25式モバイル編集長などを経て、2006年株式会社リクルートフォレントインシュア代表取締役社長。2012年リクルート住まい研究所長、2018年7月大東建託株式会社賃貸未来研究所長、2020年4月AI-DXラボ所長(兼担)、2021年4月麗澤大学客員教授を経て、2023年4月より麗澤大学教授、大東建託株式会社賃貸未来研究所フェロー。

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