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「む」から始まる用語一覧

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  • ムースシェード(むーすしぇーど)
    ムースシェードとは、中央部分を縦方向にたくし上げ、スワッグを作ったカーテンを指す。 生地を下までおろすと普通のカーテンのようにも見えるが、上下に昇降するローマンシェードの一種である。ムースシェードの柔らかなウェーブがかったスワッグは、エレガントな雰囲気をまとっている。縦長の窓に似合い、2つ以上の連続した小窓などに合わせて使うことで、より雰囲気のよい窓辺に仕上がる。
  • 無過失責任(むかしつせきにん)
    無過失責任とは、故意・過失がなかったとしても、加害者として損害賠償の責任を負わなければならないことを指す。民法では過失責任主義が原則となっており、故意・過失によって引き起こした損害に対して賠償責任を負うと定められている。しかし故意・過失がなかった場合は責任を負う必要がないという裏付けになってしまい、例外として得られる利益がある場合の損害について無過失責任が用意されている。例えば建物の瑕疵によってなんらかの損害を引き起こしたとき、当事者等に過失等がなかった場合、建物の所有者が故意・過失がなくともその損害賠償を負うのは無過失責任である。
  • 無機質系壁紙(むきしつけいかべがみ)
    無機質系壁紙とは、珪藻土や漆喰をはじめとする、自然素材の土、石、セラミックなどが主な原料として使用されている壁紙を指す。不燃性の素材で作られるため、防火性が高い。珪藻土壁紙と漆喰壁紙の場合は、調湿・消臭効果や耐火性があるなど、使用されている原料によって特徴が異なる。塗装した壁のようにザラザラとした質感や凹凸のある質感は、ビニールクロスでは出せない風合いがある。リサイクル素材を活かして作られている製品もある。
  • 無筋コンクリート(むきんこんくりーと)
    無筋コンクリートとは、コンクリートに鉄筋が使用されていないものを指す。 1981年6月以降は、強度の問題で住宅の基礎工事に使用するコンクリートには鉄筋コンクリートを使用することが義務付けられているが、それ以前に建てられたものは無筋コンクリートの場合もある。 現在では、建物の基準線を設けたり、足場づくりのため、地面を舗装するためなど、強度を要さない場面で使用される。
  • 無垢材(むくざい)
    無垢材とは、天然の一本の木から切り出した、張り合わせるなどの加工をしていない木材を指す。 無垢材には断熱効果や調湿機能があり、夏場は湿度を下げ、乾燥する冬場は湿度を上げ、快適な室内環境が自然に作り出される。 無垢材は床材、天井材、構造材など幅広く使用される。内装材として用いると、木ならではの自然な風合いや質感、香り、経年変化の味わいを楽しめる一方、削ることですぐに新品同様の美しさを取り戻せる。 また無垢材に対して、複数の角材を接着し作られた木材が集成材である。
  • 無垢フローリング(むくふろーりんぐ)
    無垢フローリングとは、無垢材を使ったフローリングを指す。 無垢材とは、天然の木から切り出された木材で、自然なままの木の質感や風合いが楽しめることが特徴である。 無垢フローリングには、さまざまな原木の無垢材が使用され、それによりフローリングの特性が異なる。例えば、柔らかなスギは衝撃を和らげる効果があり、強度の高いヒノキは耐久性に優れている。 また木材の調湿機能により、夏場は湿度を下げ、乾燥する冬場は湿度を上げ、快適な室内環境を保つことができる。
  • 無権代理(むけんだいり)
    無権代理とは、代理権を持たない者、もしくは以前代理権を持っていたが現在は持たない者が勝手に代理人と称して行う法律行為を指す。無権代理による契約は、権利を持つ本人にはその効力がおよばないとしている。しかしながら無権代理の契約が必ず無効となると契約の取引方の保護に欠けてしまい代理制度への信頼が失われるため、権利を持つ本人が追認をすれば契約時にさかのぼって有効となるなどの例外が設定されている。また契約の相手方は善意かつ無過失なら履行を請求、または損害賠償を請求できる。
  • 蒸し風呂(むしぶろ)
    蒸し風呂とは、蒸気を逃がさない部屋の中で蒸気を浴び、汚れを浮かしてから湯で流すという入浴方法のことを指す。例えば、洞窟や室(むろ)と呼ばれる狭い部屋で木材を燃やし、その上に海藻を敷き詰めて放出される水蒸気で、体を温め、発汗を促す方法がある。 江戸時代の初期ごろまでは、風呂といえば蒸し風呂のことだったが、時代とともにお湯につかるように変わり、現代の風呂の形になった。蒸し風呂は、蒸気で体が温まり、発汗するため、湿式サウナとも共通点が多い。蒸し風呂は全身に蒸気を浴びられるため、皮膚の水分も蒸発することなく潤う感覚も得られる。子どもや高齢者には、乾式サウナよりも低温で息苦しさもないので入りやすいとされる。
  • 無締まり(むじまり)
    無締まりとは、施錠されていない場所から侵入する窃盗行為を指す。 警察庁の統計によると、無締まりによる空き巣被害の数は、戸建て住宅、共同住宅の3階建て以下、4階建て以上すべてにおいて毎年上位にのぼっている。 無締まりが起こる原因としては、玄関の鍵の締め忘れのほか、換気などの目的で窓を開けていて、そこから侵入されるケースも多い。 空き巣の発生件数は、戸建て住宅では窓の無締まりが多いが、共同住宅では玄関と窓が半々である。オートロックや高層階なので安心ということはない。そのため、短時間の外出であっても、施錠をすることが大切である。
  • 無人管理(むじんかんり)
    無人管理とは、不動産においては常駐の管理人を置かない管理形態を指す。無人管理のマンションの場合、管理人はマンション内に常駐しておらず、管理会社や管理組合が建物の清掃や修理補修など日常的なメンテナンスのほか、水漏れなどのトラブルや騒音などの苦情への対応も行う。 また、防犯のための監視や通用口やシャッターなどの施錠・開錠、エレベーターの故障、火事、ガス漏れなどの設備のチェックなどを遠隔で行うシステムも利用されている。
  • 無節材(むせつざい)
    無節材とは、表面に節がない木材を指す。上下をのぞく四面すべてに節がないものは四方無節と呼び、三面に節がないものは三方無節と呼ぶ。日本農林規格すなわちJASが定めた、見た目の良さを表す等級は5段階あり、表面に節がまったく無い順に「無節」、「特選上小節」、「上小節」、「小節」、「1等」の5種類に分けられる。
  • 無節無欠点材(むせつむけってんざい)
    無節無欠点材とは、節がなく柾目が細かく、木目はまっすぐで色ムラがない木材を指す。日本農林規格では木材の見た目による等級が決められており、見た目が美しく等級の高いものから順に無節、特選上小節、上小節、小節、1等と定められている。無節無欠点材は、材面上に節がない最上級材の無節の上に、柾目が細かく、目がまっすぐで、色むらがないなどの木材である。
  • 無線LAN(むせんらん)
    無線LANとは、電波による無線通信により一定範囲内の複数の機器間でデータの送受信を行うネットワークを指す。 国際的な規格はIEEE802.11で、現在はコンピュータだけでなく、スマートフォンやタブレット、ゲーム機器など様々な情報端末で使用可能である。 LAN(Local Area Network)は、室内や建物内などの比較的狭い範囲内の機器を相互に接続するコンピュータネットワークで、機器間を通信ケーブルで繋いで電気信号や光信号を伝送するものを有線LAN、直接繋がっていない機器間で電波などを使ってデータの送受信を行うものを無線LANという。 また、インターネットへの接続にはONU(光回線終端装置)やモデム、ルータなどの機器が必要となる。
  • 無窓階(むそうかい)
    無窓階とは、建築物の地上階のうち、避難上または消火活動上有効な開口部を有しない階を指す。床面積に対する開口部の割合、開口部の位置(床面からの高さ及び空地)及び構造により決定する。これらの基準は、消防法で規定されている。無窓階には、消防隊の進入が困難となるため、その階に設置する消防設備の基準が厳しくなる。
  • 無窓居室(むそうきょしつ)
    無窓居室とは、建築基準法上の基準を満たす窓が無い居室を指す。窓があっても、建築基準法で定める「採光」「換気」「排煙」「避難」の基準を満たさない居室は無窓居室である。図面上では納戸やDEN、サービスルームなどと表記される。
  • 無双窓(むそうまど)
    無双窓とは、小幅の竪板をその幅だけ間をあけて打ち付けた同形の連子を前後に2つ並べた窓を指す。外側は固定され、内側の連子は左右にスライドして開閉することができ、引き戸を重ねて閉じると1枚の板張りのように見える。 戸を閉めた状態で開閉できるので、防犯性能がありつつ、採光・通風を確保し、換気を行うことができる。古くから茶室や和風建築の台所、雨戸の一部などに用いられている。
  • 無柱空間(むちゅうくうかん)
    無柱空間とは、室内に柱がない空間を指す。柱がないので、空間を使用する際の自由度が高くなることが特徴である。身近な例として、球技やコンサートなどを行う際に柱がない空間が必要となる体育館やアリーナなどがある他、空港での飛行機格納庫も無柱空間となっている。スパンが20m以上の大スパンとなり、鉄筋コンクリート造やPC造ではたわみや応力が大きくなってしまうため、鉄骨造が一般的である。
  • 6ツ割筋交い(むつわりすじかい)
    6ツ割筋交いとは、軸組工法で建てられる住宅において、垂直材の縦の柱と横架材の間に組み入れる筋交いの太さが、幅9cm×奥行き1.5cmのものを指す。元々の木材は約9cm角に製材されているが、その厚みを均等に6分割して使用することから、6ツ割の名称がつけられている。この他、均等に2分割する2ツ割筋交いや、均等に3分割する3ツ割筋交いなどがある。取りつけることで、水平方向に対する力の強度が増し、強風や地震時の揺れに対する耐久性を高めることができる。建築基準法において、6ツ割筋交いを1本設置した場合は壁の耐力が1.0に、2本を交差させて設置した場合は2.0になると示されている。
  • 無停電電源装置(むていでんでんげんそうち)
    無停電電源装置とは、予期せぬ停電や落雷による瞬時電圧低下などで電力供給が滞ったときに、接続している機器に一定時間電力を供給する電源装置のことを指す。 高い供給信頼性が必要で一瞬たりとも電圧低下・停電が許されない、コンピュータや通信・防災・制御機器、および放送機器などで使用されている。一般家庭用には、コンピュータの停電防止などを目的に製造・発売されている。 無停電電源装置には、高品質で安定した電力供給ができる常時インバータ給電方式や、シンプルな機能で低価格な常時商用給電方式などの方式があり、用途によって使い分けができる。
  • 無電柱化(むでんちゅうか)
    無電柱化とは、道路上から電柱をなくすことを指す。 道路の地下空間を利用し、電力線や通信線などの電線を収容する電線共同溝方式、表通りの脇道に電柱を設け、沿道にある建物の軒下に電線類を引き込む軒下配線方式、裏通りなどに電線類を配置して表通りから見えないようにしながら建物への引き込みを行う裏配線方式がある。電柱や電線を無くすことにより、美しい景観を形成したり、道路の幅員が広がり、通行時の安全性や快適性を確保できる。また地震や台風などによる災害時に電柱倒壊で道路が寸断され交通障害が起きることを防止する。さらに電線が断裂することによる感電の危険を防止する。
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