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「つ」から始まる用語一覧

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  • 通路形状(つうろけいじょう)
    通路形状とは、道路から家までの間が通路の状態になっていることを指す。 家の敷地の多くが道路に面しておらず、通路の奥先に建物が建っているような状態で、敷地の形状が旗のような形をしていることから旗竿地とも呼ばれる。道路と接する間口という部分が2~3mという、狭い範囲になっているのが特徴である。通路形状の土地での建築で注意しなければならない点としては、間口の広さである。建築基準法では、2m未満の間口の場合、建物を建てることができない。
  • 束石(つかいし)
    束石とは、1階の床を支える床束(とこつか)と呼ばれる木の柱を載せて支える建築資材を指す。基礎の一部である。束石は床束と比べ面積が広く、地盤への沈み込みを防ぎ建築物の安定性を向上させる効果がある。また、石やコンクリートでできているので、木材である床束を湿気から守る効果もある。現在の木造建築ではほとんど基礎工事をしているので、床下に束石を使う機会はほぼない。その代わり、古民家の修復工事やウッドデッキを作る場合に用いられることが多い。
  • 突き板(つきいた)
    突き板とは、天然木を薄くスライスした板を指す。一般的には、高価な良材をスライスし、合板の表面に接着、内装用化粧板として用いられる。 突き板は、無垢材のように、木ならではの木目や風合いを楽しめる一方、表面だけに木材を使用するため、反りや歪み、ひび割れが起きにくく、シーン問わずに使用できる。 ドアや家具などに使用される内装材としてだけでなく、車の内装や楽器など本来木製加工ができないようなものや平滑ではないものに貼り付けて、木の風合いに仕上げることもできる。
  • 月極駐車場(つきぎめちゅうしゃじょう)
    月極駐車場とは、1ヶ月単位で契約、利用できる駐車場を指す。 基本的に書面での賃貸借契約を交わすことになり、契約自体は運営形態によって不動産会社、管理会社、オーナーのいずれかと直接行われる。利用する駐車場が常時利用可能で、自宅から2km以内の場所に位置していれば車庫証明を取得することができる。 月極駐車場によって料金形態は様々だが、月額の賃料以外に初期費用として敷金、礼金、仲介手数料がかかることもある。契約を仲介する場合は、駐車場利用のみで土地を占有するような利用目的がなければ、宅地建物取引業法が適用されることはない。
  • 突出し窓(つきだしまど)
    突出し窓とは、窓枠の上部が軸となり窓を外に向かって突き出して開けられる窓を指す。 窓の下部にあるハンドルを外に突き出すようにして開閉する。窓自体が庇の代わりとなるため、雨の日に窓を開けていても雨粒が入りにくい。また、開口部も小さいため、外部からの侵入を防げる。特殊フィルムをコーティングした窓ガラスを採用しプライバシーを確保できるものや、ストッパーを付けて窓の開く角度を制限し、防犯性を高めたものなどもある。
  • 築山式枯山水(つきやましきかれさんすい)
    築山式枯山水とは、枯山水の庭園の様式を指す。 枯山水とは、水を使用せず、石や砂、植物、地形を利用して、山や川、水の流れを表現した日本の代表的な庭園の様式である。石だけのものや、草木の緑と石のコントラストが美しいものなど多くの種類が存在する。さまざまな様式があり、そのうち、斜面の傾斜などを生かして滝や水の流れを表現したものを築山式枯山水という。代表的なものとして、京都府の天龍寺曹源池庭園や西芳寺などがある。
  • 継ぎ手(つぎて)
    継ぎ手とは、2つの部材を継ぎ足す部材の総称を指す。 配管においては、バルブと管、または管と管を接続して伸ばす配管部材などのことで、配管ルートを曲げる、分岐する、拡大・縮小する、塞ぐなどの加工することを主な目的として使用される。 木造建築においては、柱や梁の寸法を伸ばすために、2つの部材同士を接合するときの継ぎ目や継ぐ方法のことで、突き付け継ぎ、本実継ぎ、あいじゃくり継ぎなどの方法がある。
  • つくばい(つくばい)
    つくばいとは、茶室の外に設けられた日本庭園に置かれる石造りの手水鉢(ちょうずばち)を指す。 高さが低い手水鉢で、手を洗うときにつくばう(しゃがむ)姿勢になるのが名の由来である。茶室に入る前のお清め道具であり、これから俗世を離れた茶事を行う入口の意味ももつ。 つくばいの構成の基本は、手水鉢、前石、手燭石の3つの役石と水門である。つくばいに付属する小道具としては、柄杓、杓架、かけひなどがある。配置方法には、茶事の主人が従う流派や茶道観が反映されるが、自宅で再現する趣味的な楽しみ方もある。
  • 付書院(つけしょいん)
    付書院とは、床の間脇の縁側沿いにある開口部のある座敷飾りを指す。 棚板と明かり取りをするための小障子で構成されている。もともとは貴族や僧侶が読書などをするための机がわりに使用されていた。これが時代とともに変化し、現在では装飾的な座敷飾りとしての意味合いが強くなっている。また、出書院とも呼ばれる。
  • 付け柱(つけばしら)
    付け柱とは、飾りとして付けられている化粧柱を指す。 木材を薄く削いで、柱に見せるために取り付けて使う。真壁構造で建築されていた頃は、柱に木をそのまま使っていたため付け柱が使われることはほとんどなかったが、大壁構造が普及し、柱が隠れる建築様式が一般的になったため、昔ながらの和室のように柱を見せたい場合に使用する。石造りやレンガ造りの壁面に付けられた柱や、ツーバイフォー住宅の和室に設けられた柱も付け柱のひとつである。付け柱自体は構造耐力とは無関係で、納まりや装飾のためだけにある。
  • 土壁(つちかべ)
    土壁とは、土を素材に左官仕上げされた壁の総称を指す。縄で竹をしっかり編み込んだ下地に、土に藁や砂などを練ったものを塗りつけていき、壁に仕上げる。伝統的な和風建築に多く採用されてきた。土壁の特徴は、調湿作用・断熱機能・防火機能・脱臭作用に優れており、高温多湿の日本の気候風土に適していることである。また、土、砂、藁はナチュラルの素材なので、シックハウス症候群を起こす可能性も低い。
  • 土葺き工法(つちぶきこうほう)
    土葺き工法とは、屋根の瓦を固定するのに大量の土を利用する工法を指す。 明治時代から昭和初期の間に主流となっていた工法で、大量の土を載せるのでかなりの重量があるが、断熱効果が非常に高いという利点がある。また、その重さにより強風に飛ばされにくく台風対策になる。現在では土葺きの屋根そのものが減少していることもあり、土葺き工法に対応できる職人も少なくなっている。この工法は瓦を揃えるのが困難で、経験を積んだ職人でなければ施工が難しい。
  • 突っ張り棒型手すり(つっぱりぼうがたてすり)
    突っ張り棒型手すりとは、天井と床に棒を突っ張らせて取り付ける手すりを指す。 コの字型の持ち手を加えると更につかまりやすくなる。また、突っ張り棒を2本取り付け、そこへ水平に棒を取り付けH型にすることで、歩行の補助にも使える。 突っ張り棒型手すりでは、ネジや釘を使わないので、工事の必要がなく簡単に取り付けられる。据え置き型の手すりに比べてスペースを取らないので、設置場所に多様性がある。
  • 続き和室(つづきわしつ)
    続き和室とは、二間以上続く和室が襖などで仕切られていて、襖を開放すると広い一部屋のように使える部屋を指す。 限られた空間を最大限に活用することで大人数を収容でき、一部屋を広々と使える点が魅力である。 戸建てに限らず、アパートやマンションでも使われている。居室には開口部を設けなければならないが、アパートやマンションには開口部が設けられない場合もあり、随時開放可能な襖により、二つの部屋を一つの部屋とみなせるようにして、どちらか片方の部屋に開口部を設ける。続き和室は、有効採光面積も広くなるので、通常の和室より、開放的な雰囲気を感じられる。
  • 津波(つなみ)
    津波とは、地震などによる海底地形の変動が海面に伝わることで発生する波を指す。 津波には、潮が引いてから押し寄せる場合と、前触れがなく波が押し寄せてくる場合がある。海底で地震が発生した際には、気象庁より津波予報が発表される。津波予報では、0.2m以上の津波が予想されると、津波注意報を発表し、津波注意報の基準に達しなかった波を、海面変動と呼び注意を呼びかける。 津波の高さは被害の程度にも関係する。一般的な木造家屋の場合だと、浸水1m前後から部分的破壊され、2mで全面破壊する。海外などでよく見る石造家屋の場合だと、8m前後で全面破壊すると言われている。 津波から住宅を守るには、ハザードマップなどを参考に、災害に遭いにくい場所を選ぶなどの対策が大切である。
  • 津波災害特別警戒区域(つなみさいがいとくべつけいかいくいき)
    津波災害特別警戒区域とは、津波災害警戒区域のうち、津波が発生した場合に建築物が損壊、又は浸水し、住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められ、都道府県知事が一定の開発行為等の制限をすべきとして指定した区域を指す。 宅地建物取引業者は、取引対象となる物件が津波災害警戒区域内にあるときは、その旨を取引の相手方等に重要事項として説明することが宅地建物取引業法施行規則によって定められているため、津波災害特別警戒区域についても重要事項として説明する必要がある。
  • 津波浸水予測図(つなみしんすいよそくず)
    津波浸水予測図とは、津波が発生したときに浸水する範囲と深さを津波の高さごとに予測して、各自治体が作成した地図のことを指す。 予想される大地震から想定して作成されるが、想定よりも大きい地震が来た場合は浸水の範囲が広がる可能性もある。 津波浸水予測図は津波ハザードマップの作成資料となり、防災意識を高めるために役立てられている。津波ハザードマップがあると、大地震による津波への備えとして、避難経路などのシミュレーションがしやすい。
  • 津波ハザードマップ(つなみはざーどまっぷ)
    津波ハザードマップとは、津波が発生した時にその被害が想定されるエリアや避難する場所などを表示した地図を指す。数値シミュレーションにより求めた浸水範囲や避難場所・避難路などを、地図上にわかりやすく表記している。津波が起こる前はどのように逃げたらよいか検討し、また避難をする段階でも様々な情報を提供するものである。津波ハザードマップは、市町村が作成・配布する。
  • 角柄(つのがら)
    角柄とは、窓や出入り口などの開口部枠を作る際に、組み合わせる二本の木材のうち、一方の材木の端がもう一方よりも長く伸ばすように仕上げる工法を指す。また、長い方の伸ばした部分のことを言う場合もある。角柄には、縦の方向に伸ばしたものと横の方向に伸ばしたものがある。一般的に、角柄の伸ばす長さは、開口部枠に使用される木材の見付幅の1.2倍から1.5倍とされている。
  • (つぼ)
    坪とは、尺貫法による広さを表す単位で、約3.30578m2である。 不動産には、土地や建物の面積を坪で表記し、間取りの広さを畳で表記する慣習がある。不動産の広告の表示について定めている「不動産の表示に関する公正競争規約」では1畳=1.62m2とし、おおよそ畳2枚分の広さが1坪の広さとなる。
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