2023借りて住んだ街住みここちランキング10位
埼玉県庁や裁判所などの行政機関が集積している行政の中心地です。区内には浦和・北浦和・与野のJR線の3駅があり、駅周辺は商業施設が充実しています。美術館などの文化施設や進学校が多い文教地区でもあり、Jリーグ「浦和レッドダイヤモンズ」の本拠地としても親しまれています。関東大震災以降、東京に近いベッドタウンとして開発され、現在でも良好な住環境が維持されています。
住みここコラム SUMICOCO COLUMN
日本の賃貸市場と高齢者住宅問題の深層
日本の高齢者が賃貸住宅を借りるのが難しい現状、ご存じですか?未婚率の上昇による持ち家率の低下と長寿命化に伴い、高齢者の賃貸住宅ニーズが増加している一方で、賃貸市場での受け入れは進んでいません。賃貸市場の現状や課題、そして解決策について見ていきましょう。
1. 高齢者の賃貸住宅問題とその背景
日本の高齢化が進む中、高齢者が賃貸住宅を借りることが難しい状況が続いています。未婚率の上昇による持ち家率の低下と長寿命化により、高齢者の賃貸住宅ニーズは増加していますが、高齢者が借りられる賃貸住宅は多くはありません。この背景には、契約者が死亡したときに賃貸借契約が相続されることで、厳密にはすべての相続人の同意がなければ解約も明け渡しもできず、次の契約が行えないという借地借家法があります。
2. 法律と制度の影響
賃貸市場では、家賃滞納のリスク、孤独死による原状回復の高コスト、そして賃貸借契約の相続による明け渡しの煩雑さなどにより、高齢者への貸し出しに慎重な家主が多くいます。特に賃貸借契約が相続されることは、貸主にとって大きなリスクとなり得ます。2011年の法改正で高齢者の住宅安定を図る終身建物賃貸借制度も導入されましたが、実際にはほとんど普及しておらず、一部のサービス付き高齢者住宅や有料老人ホームに限られている状況です。
3. 対策と未来への提案
現実的には公営住宅やURが高齢者の受け皿となっていますが、都市部では入居待ちの状況が続いており、収入超過者に退去義務を課すといった制度の見直しも求められています。また、民間賃貸住宅を公営住宅として借り上げるアプローチや、都市部から地方や郊外の公営住宅への移住を促すことも検討されるべきでしょう。それが、民間の負担を減らしつつ、高齢者の住宅問題に対処することに繋がる可能性があります。さらに、住宅扶助を含む生活保護制度の見直しも必要でしょう。長期的には、民間と公営の枠を超えた包括的な住宅政策が求められるでしょう。
4. 住みここ編集部ピックアップ
さいたま市浦和区
千葉県印西市
2023買って住んだ街住みここちランキング9位
県の北西部に位置し、千葉ニュータウンを中心として発展し 2023年には人口が11万人を超えました。1984年に開業した北総線千葉ニュータウン中央駅から印西牧の原・印旛日本医大と順次延伸され、現在では成田まで繋がっています。綺麗な街並みの広がる生活利便性の良い地域です。