SUMICOCO COLUMN

首都圏の「住みここち」と移住傾向

首都圏には地方から多くの若者が進学や就職のために集まってきますが、最初に住んだ場所に住み続けるわけではありません。出会いがあり結婚して首都圏内で住み替える人たちも多くいます。そうした住み替えの傾向はどのようなものでしょうか。

1. 首都圏の住みここち評価の動向

首都圏では、進学や就職のシーズンにあたる3月から4月にかけて、特に人口流入が増加する傾向にあります。この時期には「住みたい街ランキング」が注目されがちですが、実際には「住みここち&住みたい街ランキング」で見ると、都心部や郊外のニュータウンなど、利便性と快適な住環境を兼ね備えた地域が評価されています。東京都の都心部や湾岸エリア、神奈川県の港北ニュータウンや歴史的な鎌倉市、千葉県のニュータウンや美浜区などが高評価を受けており、埼玉県については特定のニュータウン開発が少ないものの、歴史のある住宅地が好まれています。

2. 住みここちの重要性

「住みたい街ランキング」と実際の「住みここち評価」を比較すると、後者の方が人口増加率との関係が強いことが明らかになっています。これは、実際に居住している人々の満足度や生活の質が、新たに住む場所を探す人々にとって重要な指標となっていることを示しています。特に、東京都で結婚したカップルや首都圏内で移住することが多く、実際に住んでみての住みここちが重要視されているようです。

3. 都心部と郊外ニュータウンの住みここちと人口動態

首都圏での若年人口の集中と家族形成に伴う住宅確保の社会構造は、都心部と郊外ニュータウンの住みここち評価の高さと密接に関連しています。特に、結婚や家族形成のタイミングで郊外に移住する傾向があり、一方で東京都は出会いの場となっていることが出生率が低い理由になっているという指摘もあります。また、地域の住みここちでは同じような生活スタイルを持つ人々が多く住む地域のほうが評価が高い傾向もあるようです。

4. 住みここ編集部ピックアップ

神泉駅(京王井の頭線)

2023コンシャスな街ランキング全国6位
神泉駅は渋谷区に位置し、渋谷駅まで一駅と交通の利便性が高い駅でdす。周辺は静かな住宅街で、生活に必要な施設が充実しており、渋谷の繁華街も徒歩圏内。代々木公園や目黒川など自然も近く、アートやカルチャーの発信地でもあります。

新宿御苑(東京メトロ丸の内線)

2023コンシャスな街ランキング全国7位
新宿御苑駅は東京メトロ丸ノ内線の駅で、新宿駅まで一駅と交通の利便性が高い駅です。近くに新宿御苑があり、都会の中でリフレッシュできるスポットとして人気です。少し足を伸ばせば新宿の商業施設も利用でき、買い物や食事に困りません。

PAGE TOP